三国志 全巻

三国志の広大な世界観を味わうなら光栄の三国志11がお勧め

三国志を題材にしたゲームは今や沢山ありますが、その中でお勧めしたいのが光栄の三国志11です。

 

三国志11が他の三国志シリーズと大きく異なるのはMAPです。
通常、内政時は全土が見渡せるMAPで表示され、戦争になるとその都市周辺の画面へと切り替わり一ヶ月単位での戦争が起きます。
しかし三国志11ではMAPが一枚に統一されておりリアルタイムで進行していきます。
まずここで問題になるのが内政です。
普段なら内政は内政、終わってから軍事行動と分けられていましたが三国志11ではこういう区別がありません。
内政をしてる間はそれにかかりっきりになるので軍事行動は取れませんし、逆に出陣中の武将は内政を行えす、内政と軍事の両方をバランスよく進行させる必要があります。

 

そして一枚MAPが戦闘に大きな影響を与えています。
他ゲームだと攻め込めるのは隣国のみとなってたり戦闘を一ヶ月単位で区切ったりしますが、この作品ではこういう概念がありません。
極端な話、部隊に兵糧を最大量持たせて出陣させれば蜀の成都から呉の会稽まで長江を下っていきなり攻め込むことも可能なんです。

 

MAPは他の戦略SLGでよく使われてるHEXが使用されてます。
特に大変なのが移動です。
他ゲームでは隣国に攻め込めばいきなり戦闘開始となりますが、この作品では隣国までユニットを移動させていかなければなりません。
大部隊で出撃するなら移動するだけで大量の兵糧を消費してしまいます。
しかもこのHEX移動システムを上手く使って、蜀の桟道や南蛮の難所、呉の防波堤となっている長江が上手く再現されています。
蜀の桟道は周囲を山(移動不可)に囲まれていて一本道、しかも移動コストの高い道なので2マスずつしか移動できず時間もかかってしまいます。
その上移動するたびに兵力も減少していき、出口付近の敵待ち伏せ等で移動に手間取れば桟道を渡りきる頃には兵力が1/10になってるほどです。
ゲーム中盤以降だと技術革新により桟道を兵力の消耗なしに移動できるようになるものの、移動に時間がかかったり、出口付近にトラップを配置しておけば難所を越えてきた敵にさらに大ダメージを与えられます。(このゲームではMAP上に岩を設置して落石、火球を設置して火計等が出来ます)
南蛮では普通の道に毒の沼があり、通過すれば兵力が激減します。普通の道に障害物を設置して毒の沼を通るように仕向けておけば敵を迎えうつのも簡単です。

 

そして一番の魅力は水軍です。
今までの三国志シリーズって水軍はあまり意味がないことが多かったと思います。例えば水軍で有名な呉でも隣国から簡単に攻め込めますし、攻め込んでしまえば城の近くに湖や川があるだけで、そこを通ると水軍能力が低いと移動がしにくいって程度でした。
しかし今回黄河と長江が物凄く広く感じます。川というよりは海です。
何ターンもかけないと対岸の船着場まで着けませんし、移動だけで水軍能力の有無で大きな差が出ます。
もちろん敵と水上戦闘も起こりますが、戦闘能力でも差が出ます。
このため大兵力で呉に攻め込むとしても陸軍ばかりだと少数の水軍に簡単に負けてしまうこともあるほどです。

 

この一枚MAPのおかげで三国志の広大な部隊を堪能できるようになってるので、今までターン制の三国志しかプレイしたことない人は是非楽しんでみてください。